エンジンマウント筐体の撮影

新型コロナの関係で、5月末まで撮影スタジオを休業自粛しておりましたが、6月に入りスタジオを再開しました。

休業明け最初のスタジオ撮影は、クルマ部品のエンジンマウントの撮影です。一般的な自動車のエンジンマウントではなく、レース仕様のエンジンマウントとなっている特殊な製品です。筐体は美しいブルーのアルマイト仕上げ。まずは筐体を撮っていくわけですが、実際車体への取り付け時は上下を固定して立っている状態なので、テグスで製品を釣ってスタイリングを決めます。また映り込みのある製品ですので、映り込みのライティング調整をしていきます。

内部構造の撮影

製品として紹介するにあたって内部構造を撮影してほしいという要望をいただいたので、内部構造撮影用にアングルを変えて撮影していきます。45°の斜俯瞰で筐体の撮影を行い、続いて分解して上部、内部、下部とそれぞれ撮影していきます。特に重要なのが各パーツの撮影角度とライティングが同一になるよう調整を行っていきます。

各パーツは撮影後に合成レタッチを行っていくわけですが、元の写真がきちんと撮れていないと後からではなんともできません。光、角度、設定などすべてが同じ条件であることが重要になってきます。

コンポジットとレタッチ

撮影を終えたら次はRAW現像を行います。ここで基本となるホワイトバランスや露出などの調整を行っていきます。RAW現像後はtifファイルに変換しphotoshopで合成作業に進みます。仕上がりは頭でイメージしていたとおり。写真としてのクオリティと、実際に見る人に伝えるべき情報が伝わるかというのも写真には大事になってきます。最後はjpgの納品形式に書き出していきます。

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