説明が長くなったら、何かが決まっていない

説明が長くなる場面は、誰にでもあります。
丁寧に伝えようとした結果、言葉が増えていく。
しかし多くの場合、問題は説明の量ではありません。

何をもって、この話は成立するのか。

その基準が、まだ決まっていないだけです。

説明の長さを決める基準

説明の長さは、話し手の誠実さでも、熱量でも決まりません。
決めるのは、ただ一つです。

どこまで分かれば、この話は成立するか。

この「成立条件」が決まっていないと、説明は終わりを失います。
足りない気がして補足を重ね、例外を足し、前提を言い直す。
説明が長くなるのは、能力の問題ではありません。

終点が引けていないサインです。

整理できていない説明の例

「この仕組みは背景として〇〇があり、
そこから△△の流れがあって、
例外もいくつかあるので念のため説明すると……」

情報の正誤が問題ではありません。
この説明には、「ここまで分かれば十分」という線がありません。
聞き手は、何を理解すればいいのかを探し続けることになります。

整理されている説明の例

今回は、「判断が遅れる理由」が分かれば十分です。
原因は一つで、判断基準が言葉になっていないからです。

説明は最小限です。
話題が限定され、終点が示されている。
それだけで、説明は成立します。

説明が増えたら、見るべきところ

説明が増えてきたと感じたら、
さらに言葉を足す前に、こう問い直します。

  • この話は、どこまで分かれば成立するか

その線が引ければ、
説明の量は自然に決まります。

結論

説明が長いこと自体は、問題ではありません。
問題は、説明の終点が決まっていないことです。

説明は、整理された構造の上にだけ、静かに乗るもの。
説明が増えたときほど、量ではなく、
基準が決まっているかを疑う必要があります。

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