開業1年目でよくある「デザイン失敗」とは?避けるべき3つの落とし穴

はじめに

開業したばかりの頃は、限られた資金の中で「できるだけコストを抑えたい」と思うのは自然なことです。

しかし、会社やお店の“顔”になるデザイン(名刺・ホームページ・ロゴ)を安易に選んでしまうと、後から大きなマイナスを背負ってしまうことがあります。

ここでは、私がこれまで多くの中小企業や個人事業の現場で見てきた「デザイン失敗例」をご紹介し、その回避方法をまとめます。


失敗①:安さだけで依頼してしまう

  • 知人に頼んだ/格安サービスに発注した → デザインは一応できたが、品質が低い
  • 更新ができない、サポートがない → 早々に使えなくなる
  • 作り直しで 二重コスト になる可能性がある

👉 回避方法
価格だけで判断せず、「実績」「サポート体制」「ビジネス理解力」を基準に選ぶ。


失敗②:テンプレートをそのまま流用

  • 無料テンプレートを使ったら、よくありがちなデザインに。

    1. 「どこかで見たことあるサイト」では、顧客からの信頼が得られにくい

  • ブランドの個性を伝えられず、問い合わせも伸びない

👉 回避方法
テンプレートを使う場合でも、写真・色・キャッチコピーをきちんとカスタマイズし、自社らしさを出す。

 


失敗③:自作にこだわりすぎて時間を浪費

  • 「自分でやれば無料」と思って始めたが、慣れない作業に数週間〜数か月かかる

  • いろいろやり過ぎてしまう。

  • ユーザー視点で作れていない。

  • 理論を考えずデザインはセンスだと思っている。

  • 仕上がったものは素人感が強く、信頼性を下げてしまう

  • 本来やるべき営業や顧客対応の時間を奪われる

👉 回避方法

重要な部分は専門家に任せ、自分は事業のコアに集中する。時間をお金に換算すれば、むしろ効率的。

 



まとめ

開業1年目にありがちな「デザインの失敗」は、すべて 短期的なコスト優先 から生まれます。
しかし、名刺・ホームページ・ロゴは、事業の「第一印象」を決める大切な投資です。

最初にしっかり整えておくことで、

  • 信頼を得やすい

  • 営業や集客の効果が高まる

  • 作り直しの無駄が減る

結果的に、長期的にはコスト削減にもつながるのです。

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