厄介で美しいコンデジ
Ssigama DP2Merrillというコンデジがある。
非常に使いづらいことこの上ないカメラだ。フォーカスも遅いしバッテリーもすぐなくなるし、手ブレ補正もないしISO400以上のノイズはひどくインターフェースも使いづらい。欠点を言い出したらキリがないが、優れた点がひとつだけある。抜群の解像感。これにつきる。普段遣いのコンデジは、フジフィルムかソニーを使っているけど、久しぶりにDP2Merrillを使ってみたくて出してみた。
とてもコンデジとは思えない解像感。発売当初は小さな中判カメラと言われ、実際その表現に間違いない写りをしてくれる。ただ若干の緑被りが見られるけど、RAWでどのみち補正をするから問題はない。搭載されてるセンサーは、4,600万画素Foveon X3。経自動車に大排気量のエンジンを載せたような感じ。少々トリミングしたって画像的に全く問題ないレベル。小さいからと言ってとても気軽にスナップ写真を撮る感じじゃなく、被写体に対し針の穴に糸を通すような丁寧さと緊張感があるが、このカメラでしか撮れない世界を知ってるので、たまには使っていこうと思う。
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